力の結晶 中村天風真理瞑想録

中村天風

日々、生きているとストレスに悩まされたり、ウイルスに冒されたりと心身ともに病むこともあろう。
そんな方に、強く薦めたいのが、「心理瞑想行」である。
心理瞑想行とは、安定打坐法(天風式座禅法)で雑念妄念を取り去った状態で、天風が悟った宇宙真理(宇宙観、生命観、人生観)を聴き、自悟自覚することを目的とする行修。
原則として「修練会」のみ行われるもので、各回の心理瞑想行の締めくくりに、その内容を凝縮した「暗示誦句」が与えられる。
この誦句は、天風が自ら真理と取り組み、瞑想し、悟った珠玉の言葉で綴られたもので、天風哲学のエッセンスといえるもの。
本書では、その内容を余すところなくお伝えするまさに天風哲学の原点であり神髄の書といえよう。
※本書は、中村天風財団が刊行するCD『中村天風講演録集「夏期修練会編」力の結晶』全12巻を編集し書籍化したものです。

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コメント

  1. user より:

    常に何事にも歓喜し、何事にも感謝してごらん。
    宇宙の造物主の心がそのままあなた方の心になったことになっているのと同様になるんだ。

    (引用) 力の結晶 中村天風心理瞑想録、著者:中村天風、発行所:株式会社PHP研究所、2020年、171

    あの大谷翔平や稲盛和夫らが心酔する中村天風。

    天風が亡くなってから50年以上経つのに、なぜこれほどまでに支持されているのだろうか。

    かつて私は、天風の「誦句(しょうく)」で勇気づけられたこともある。

    「私は力だ。
    力の結晶だ。
    何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
    だから何ものにも負けないのだ。
    ・・・」
    この誦句は、あらゆる天風の書籍で紹介されている。

    しかしなぜ天風の思想は人々を惹きつけるのか。
    また、なぜ積極的思考が必要なのか。
    誦句だけでは、その天風の真髄まで触れることができなかった。

    このたび、中村天風真理瞑想録となる「力の結晶」が刊行された(以下、「本書」という)。
    多くの著名人を魅了して止まない天風の真髄に触れるべく、本書を拝読させていただくことにした。

    この書籍は、中村天風の講演テープを書籍化したものである。
    今まで、「幸福なる人生(講習会編)」、「心を磨く(研修科編)」に続く第三弾として発刊された。
    本書は、過去2冊の講演とは異なり、まさに「積極的思考」を焦点にあてたものといえるだろう。
    講演テープを書籍化したとのことで、今まで一部のかたしか触れることができなかった貴重な資料とも言える。
    本書では、講演テープをそのまま書き起こしているため、あたかも天風先生の講演を聞いているような感覚を覚える。
    書籍を読み進めていくうちに、私はすっかり天風ワールドに惹き込まれていった。

    積極的思考といえば、古くはフロイトやジョセフ・マーフィーによる潜在意識やナポレオン・ヒルによる「思考は現実化する(きこ書房、1999年)」などが有名である。
    私もこれらの書籍に触れたことがあるが、なぜ潜在意識が人生を一変させる力を持つのかが理解できなかった。
    しかし、天風は、心と宇宙との関係、宇宙と同化することの大切さを説く。
    そして、心の態度、心一つの置きどころというものが、人生をつくるという真理について、天風のユーモアや皮肉を交えた江戸っ子らしいべらんめえ口調で、分かりやすく解説してくれる。
    西洋の潜在意識の書籍も貴重であるが、私は、同じ日本人として、天風先生の教えが腑に落ちることが多かった。

    また、天風は、言葉の力を大切にする。
    これは、実在意識から潜在意識に感化させるために必要である。
    言葉に生活を左右させる力があるということを教えてくれる。
    本書を読み進めていくと、私たちの生命が宇宙霊と結びついていることが理解できる。
    そこで天風は、宇宙霊の心である「真・美・善」を教えてくれる。
    美とか善とかは、漢字のイメージから意味を理解しやすいが、これらの漢字には、表層的な理解に留まらない意味があると天風先生は言われる。
    本書では12もの誦句が紹介されているが、私は、この「真・美・善」ということも意識して生活していこうと思うに至った(この真・美・善の考え方が含まれた誦句も本書で紹介されている)。

    積極的、勇気、感謝、信念。
    本書では、人生どんなに困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的に把持(はじ)しなければならないという人間に与えられた宇宙真理が紹介されている。
    本書では、11日間にわたる天風先生の講演を書き起こしたものである。
    そのライブ感をそのままに、読者は、深遠なる人生哲学を学ぶことができる。

    誦句では、まず天風が読み上げ、そして聴衆者が一同についていく様子も伺える。
    まず、誦句を読み上げた天風が「さあ、これを一緒についておいで」と聴衆に誦句を唱えることを促すシーンも書き起こされている。
    天風先生についていけば、人生が一変する。
    そのことを確信させる一冊となった。

    令和4年がスタートした最初の一冊として、本書を読んだ。
    まだ、新型コロナウイルスの完全なる終息がみえない。
    いや終息どころか、第6波とも言われるオミクロン株が猛威を振るいはじめてきた。
    しかし、私は心の持ちよう、そして日々の仕事に熱誠(ねっせい)を持って赴くことが何より大切だと考えるに至った。

    私も中村天風に惹かれた一人となった。

  2. user より:

    本書は、天風会の夏期修練会に行われていた真理瞑想行を書籍化したものである。
    内容としては、「運命を拓く」と同じ真理瞑想行である。

    最も大きな大きな違いは、「運命を拓く」は、いくつかの講演の内容を天風会員の方が整理・編集したもので、天風先生の言葉遣いも端的な言葉に言い換えられてるのに対し、本書は一回の講演を天風先生の言葉そのままに文書化したものという所である。

    どちらが良いということはなく、関心のある方は迷わずに両方とも読むのが得策である。
    言い方が違ったり、たとえ話が違ったりするので、両方読むことで、より理解が深まるからである。

    ただ、天風哲学に触れる最初の一冊としてはやや高度な内容なので、まずは、成功哲学三部作 (「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」)や、「君に成功を贈る」などを読まれて、その哲学や心身統一法の概要を理解された後にお勧めしたい。

  3. user より:

    感謝やね。

    感謝。

    感謝で生きる。

    そこから始めようと改めて感じさせられました。

  4. user より:

    本書は、天風会の夏期修練会に行われていた真理瞑想行を書籍化したものである。
    内容としては、「運命を拓く」と同じ真理瞑想行である。

    最も大きな大きな違いは、「運命を拓く」は、いくつかの講演の内容を天風会員の方が整理・編集したもので、天風先生の言葉遣いも端的な言葉に言い換えられてるのに対し、本書は一回の講演を天風先生の言葉そのままに文書化したものという所である。

    どちらが良いということはなく、関心のある方は迷わずに両方とも読むのが得策である。
    言い方が違ったり、たとえ話が違ったりするので、両方読むことで、より理解が深まるからである。

    ただ、天風哲学に触れる最初の一冊としてはやや高度な内容なので、まずは、成功哲学三部作 (「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」)や、「君に成功を贈る」などを読まれて、その哲学や心身統一法の概要を理解された後にお勧めしたい。

  5. user より:

    感謝やね。

    感謝。

    感謝で生きる。

    そこから始めようと改めて感じさせられました。

  6. user より:

    常に何事にも歓喜し、何事にも感謝してごらん。
    宇宙の造物主の心がそのままあなた方の心になったことになっているのと同様になるんだ。

    (引用) 力の結晶 中村天風心理瞑想録、著者:中村天風、発行所:株式会社PHP研究所、2020年、171

    あの大谷翔平や稲盛和夫らが心酔する中村天風。

    天風が亡くなってから50年以上経つのに、なぜこれほどまでに支持されているのだろうか。

    かつて私は、天風の「誦句(しょうく)」で勇気づけられたこともある。

    「私は力だ。
    力の結晶だ。
    何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
    だから何ものにも負けないのだ。
    ・・・」
    この誦句は、あらゆる天風の書籍で紹介されている。

    しかしなぜ天風の思想は人々を惹きつけるのか。
    また、なぜ積極的思考が必要なのか。
    誦句だけでは、その天風の真髄まで触れることができなかった。

    このたび、中村天風真理瞑想録となる「力の結晶」が刊行された(以下、「本書」という)。
    多くの著名人を魅了して止まない天風の真髄に触れるべく、本書を拝読させていただくことにした。

    この書籍は、中村天風の講演テープを書籍化したものである。
    今まで、「幸福なる人生(講習会編)」、「心を磨く(研修科編)」に続く第三弾として発刊された。
    本書は、過去2冊の講演とは異なり、まさに「積極的思考」を焦点にあてたものといえるだろう。
    講演テープを書籍化したとのことで、今まで一部のかたしか触れることができなかった貴重な資料とも言える。
    本書では、講演テープをそのまま書き起こしているため、あたかも天風先生の講演を聞いているような感覚を覚える。
    書籍を読み進めていくうちに、私はすっかり天風ワールドに惹き込まれていった。

    積極的思考といえば、古くはフロイトやジョセフ・マーフィーによる潜在意識やナポレオン・ヒルによる「思考は現実化する(きこ書房、1999年)」などが有名である。
    私もこれらの書籍に触れたことがあるが、なぜ潜在意識が人生を一変させる力を持つのかが理解できなかった。
    しかし、天風は、心と宇宙との関係、宇宙と同化することの大切さを説く。
    そして、心の態度、心一つの置きどころというものが、人生をつくるという真理について、天風のユーモアや皮肉を交えた江戸っ子らしいべらんめえ口調で、分かりやすく解説してくれる。
    西洋の潜在意識の書籍も貴重であるが、私は、同じ日本人として、天風先生の教えが腑に落ちることが多かった。

    また、天風は、言葉の力を大切にする。
    これは、実在意識から潜在意識に感化させるために必要である。
    言葉に生活を左右させる力があるということを教えてくれる。
    本書を読み進めていくと、私たちの生命が宇宙霊と結びついていることが理解できる。
    そこで天風は、宇宙霊の心である「真・美・善」を教えてくれる。
    美とか善とかは、漢字のイメージから意味を理解しやすいが、これらの漢字には、表層的な理解に留まらない意味があると天風先生は言われる。
    本書では12もの誦句が紹介されているが、私は、この「真・美・善」ということも意識して生活していこうと思うに至った(この真・美・善の考え方が含まれた誦句も本書で紹介されている)。

    積極的、勇気、感謝、信念。
    本書では、人生どんなに困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的に把持(はじ)しなければならないという人間に与えられた宇宙真理が紹介されている。
    本書では、11日間にわたる天風先生の講演を書き起こしたものである。
    そのライブ感をそのままに、読者は、深遠なる人生哲学を学ぶことができる。

    誦句では、まず天風が読み上げ、そして聴衆者が一同についていく様子も伺える。
    まず、誦句を読み上げた天風が「さあ、これを一緒についておいで」と聴衆に誦句を唱えることを促すシーンも書き起こされている。
    天風先生についていけば、人生が一変する。
    そのことを確信させる一冊となった。

    令和4年がスタートした最初の一冊として、本書を読んだ。
    まだ、新型コロナウイルスの完全なる終息がみえない。
    いや終息どころか、第6波とも言われるオミクロン株が猛威を振るいはじめてきた。
    しかし、私は心の持ちよう、そして日々の仕事に熱誠(ねっせい)を持って赴くことが何より大切だと考えるに至った。

    私も中村天風に惹かれた一人となった。

  7. user より:

    感謝やね。

    感謝。

    感謝で生きる。

    そこから始めようと改めて感じさせられました。

  8. user より:

    本書は、天風会の夏期修練会に行われていた真理瞑想行を書籍化したものである。
    内容としては、「運命を拓く」と同じ真理瞑想行である。

    最も大きな大きな違いは、「運命を拓く」は、いくつかの講演の内容を天風会員の方が整理・編集したもので、天風先生の言葉遣いも端的な言葉に言い換えられてるのに対し、本書は一回の講演を天風先生の言葉そのままに文書化したものという所である。

    どちらが良いということはなく、関心のある方は迷わずに両方とも読むのが得策である。
    言い方が違ったり、たとえ話が違ったりするので、両方読むことで、より理解が深まるからである。

    ただ、天風哲学に触れる最初の一冊としてはやや高度な内容なので、まずは、成功哲学三部作 (「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」)や、「君に成功を贈る」などを読まれて、その哲学や心身統一法の概要を理解された後にお勧めしたい。

  9. user より:

    常に何事にも歓喜し、何事にも感謝してごらん。
    宇宙の造物主の心がそのままあなた方の心になったことになっているのと同様になるんだ。

    (引用) 力の結晶 中村天風心理瞑想録、著者:中村天風、発行所:株式会社PHP研究所、2020年、171

    あの大谷翔平や稲盛和夫らが心酔する中村天風。

    天風が亡くなってから50年以上経つのに、なぜこれほどまでに支持されているのだろうか。

    かつて私は、天風の「誦句(しょうく)」で勇気づけられたこともある。

    「私は力だ。
    力の結晶だ。
    何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
    だから何ものにも負けないのだ。
    ・・・」
    この誦句は、あらゆる天風の書籍で紹介されている。

    しかしなぜ天風の思想は人々を惹きつけるのか。
    また、なぜ積極的思考が必要なのか。
    誦句だけでは、その天風の真髄まで触れることができなかった。

    このたび、中村天風真理瞑想録となる「力の結晶」が刊行された(以下、「本書」という)。
    多くの著名人を魅了して止まない天風の真髄に触れるべく、本書を拝読させていただくことにした。

    この書籍は、中村天風の講演テープを書籍化したものである。
    今まで、「幸福なる人生(講習会編)」、「心を磨く(研修科編)」に続く第三弾として発刊された。
    本書は、過去2冊の講演とは異なり、まさに「積極的思考」を焦点にあてたものといえるだろう。
    講演テープを書籍化したとのことで、今まで一部のかたしか触れることができなかった貴重な資料とも言える。
    本書では、講演テープをそのまま書き起こしているため、あたかも天風先生の講演を聞いているような感覚を覚える。
    書籍を読み進めていくうちに、私はすっかり天風ワールドに惹き込まれていった。

    積極的思考といえば、古くはフロイトやジョセフ・マーフィーによる潜在意識やナポレオン・ヒルによる「思考は現実化する(きこ書房、1999年)」などが有名である。
    私もこれらの書籍に触れたことがあるが、なぜ潜在意識が人生を一変させる力を持つのかが理解できなかった。
    しかし、天風は、心と宇宙との関係、宇宙と同化することの大切さを説く。
    そして、心の態度、心一つの置きどころというものが、人生をつくるという真理について、天風のユーモアや皮肉を交えた江戸っ子らしいべらんめえ口調で、分かりやすく解説してくれる。
    西洋の潜在意識の書籍も貴重であるが、私は、同じ日本人として、天風先生の教えが腑に落ちることが多かった。

    また、天風は、言葉の力を大切にする。
    これは、実在意識から潜在意識に感化させるために必要である。
    言葉に生活を左右させる力があるということを教えてくれる。
    本書を読み進めていくと、私たちの生命が宇宙霊と結びついていることが理解できる。
    そこで天風は、宇宙霊の心である「真・美・善」を教えてくれる。
    美とか善とかは、漢字のイメージから意味を理解しやすいが、これらの漢字には、表層的な理解に留まらない意味があると天風先生は言われる。
    本書では12もの誦句が紹介されているが、私は、この「真・美・善」ということも意識して生活していこうと思うに至った(この真・美・善の考え方が含まれた誦句も本書で紹介されている)。

    積極的、勇気、感謝、信念。
    本書では、人生どんなに困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的に把持(はじ)しなければならないという人間に与えられた宇宙真理が紹介されている。
    本書では、11日間にわたる天風先生の講演を書き起こしたものである。
    そのライブ感をそのままに、読者は、深遠なる人生哲学を学ぶことができる。

    誦句では、まず天風が読み上げ、そして聴衆者が一同についていく様子も伺える。
    まず、誦句を読み上げた天風が「さあ、これを一緒についておいで」と聴衆に誦句を唱えることを促すシーンも書き起こされている。
    天風先生についていけば、人生が一変する。
    そのことを確信させる一冊となった。

    令和4年がスタートした最初の一冊として、本書を読んだ。
    まだ、新型コロナウイルスの完全なる終息がみえない。
    いや終息どころか、第6波とも言われるオミクロン株が猛威を振るいはじめてきた。
    しかし、私は心の持ちよう、そして日々の仕事に熱誠(ねっせい)を持って赴くことが何より大切だと考えるに至った。

    私も中村天風に惹かれた一人となった。

  10. user より:

    感謝やね。

    感謝。

    感謝で生きる。

    そこから始めようと改めて感じさせられました。

  11. user より:

    常に何事にも歓喜し、何事にも感謝してごらん。
    宇宙の造物主の心がそのままあなた方の心になったことになっているのと同様になるんだ。

    (引用) 力の結晶 中村天風心理瞑想録、著者:中村天風、発行所:株式会社PHP研究所、2020年、171

    あの大谷翔平や稲盛和夫らが心酔する中村天風。

    天風が亡くなってから50年以上経つのに、なぜこれほどまでに支持されているのだろうか。

    かつて私は、天風の「誦句(しょうく)」で勇気づけられたこともある。

    「私は力だ。
    力の結晶だ。
    何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
    だから何ものにも負けないのだ。
    ・・・」
    この誦句は、あらゆる天風の書籍で紹介されている。

    しかしなぜ天風の思想は人々を惹きつけるのか。
    また、なぜ積極的思考が必要なのか。
    誦句だけでは、その天風の真髄まで触れることができなかった。

    このたび、中村天風真理瞑想録となる「力の結晶」が刊行された(以下、「本書」という)。
    多くの著名人を魅了して止まない天風の真髄に触れるべく、本書を拝読させていただくことにした。

    この書籍は、中村天風の講演テープを書籍化したものである。
    今まで、「幸福なる人生(講習会編)」、「心を磨く(研修科編)」に続く第三弾として発刊された。
    本書は、過去2冊の講演とは異なり、まさに「積極的思考」を焦点にあてたものといえるだろう。
    講演テープを書籍化したとのことで、今まで一部のかたしか触れることができなかった貴重な資料とも言える。
    本書では、講演テープをそのまま書き起こしているため、あたかも天風先生の講演を聞いているような感覚を覚える。
    書籍を読み進めていくうちに、私はすっかり天風ワールドに惹き込まれていった。

    積極的思考といえば、古くはフロイトやジョセフ・マーフィーによる潜在意識やナポレオン・ヒルによる「思考は現実化する(きこ書房、1999年)」などが有名である。
    私もこれらの書籍に触れたことがあるが、なぜ潜在意識が人生を一変させる力を持つのかが理解できなかった。
    しかし、天風は、心と宇宙との関係、宇宙と同化することの大切さを説く。
    そして、心の態度、心一つの置きどころというものが、人生をつくるという真理について、天風のユーモアや皮肉を交えた江戸っ子らしいべらんめえ口調で、分かりやすく解説してくれる。
    西洋の潜在意識の書籍も貴重であるが、私は、同じ日本人として、天風先生の教えが腑に落ちることが多かった。

    また、天風は、言葉の力を大切にする。
    これは、実在意識から潜在意識に感化させるために必要である。
    言葉に生活を左右させる力があるということを教えてくれる。
    本書を読み進めていくと、私たちの生命が宇宙霊と結びついていることが理解できる。
    そこで天風は、宇宙霊の心である「真・美・善」を教えてくれる。
    美とか善とかは、漢字のイメージから意味を理解しやすいが、これらの漢字には、表層的な理解に留まらない意味があると天風先生は言われる。
    本書では12もの誦句が紹介されているが、私は、この「真・美・善」ということも意識して生活していこうと思うに至った(この真・美・善の考え方が含まれた誦句も本書で紹介されている)。

    積極的、勇気、感謝、信念。
    本書では、人生どんなに困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的に把持(はじ)しなければならないという人間に与えられた宇宙真理が紹介されている。
    本書では、11日間にわたる天風先生の講演を書き起こしたものである。
    そのライブ感をそのままに、読者は、深遠なる人生哲学を学ぶことができる。

    誦句では、まず天風が読み上げ、そして聴衆者が一同についていく様子も伺える。
    まず、誦句を読み上げた天風が「さあ、これを一緒についておいで」と聴衆に誦句を唱えることを促すシーンも書き起こされている。
    天風先生についていけば、人生が一変する。
    そのことを確信させる一冊となった。

    令和4年がスタートした最初の一冊として、本書を読んだ。
    まだ、新型コロナウイルスの完全なる終息がみえない。
    いや終息どころか、第6波とも言われるオミクロン株が猛威を振るいはじめてきた。
    しかし、私は心の持ちよう、そして日々の仕事に熱誠(ねっせい)を持って赴くことが何より大切だと考えるに至った。

    私も中村天風に惹かれた一人となった。

  12. user より:

    本書は、天風会の夏期修練会に行われていた真理瞑想行を書籍化したものである。
    内容としては、「運命を拓く」と同じ真理瞑想行である。

    最も大きな大きな違いは、「運命を拓く」は、いくつかの講演の内容を天風会員の方が整理・編集したもので、天風先生の言葉遣いも端的な言葉に言い換えられてるのに対し、本書は一回の講演を天風先生の言葉そのままに文書化したものという所である。

    どちらが良いということはなく、関心のある方は迷わずに両方とも読むのが得策である。
    言い方が違ったり、たとえ話が違ったりするので、両方読むことで、より理解が深まるからである。

    ただ、天風哲学に触れる最初の一冊としてはやや高度な内容なので、まずは、成功哲学三部作 (「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」)や、「君に成功を贈る」などを読まれて、その哲学や心身統一法の概要を理解された後にお勧めしたい。

  13. user より:

    常に何事にも歓喜し、何事にも感謝してごらん。
    宇宙の造物主の心がそのままあなた方の心になったことになっているのと同様になるんだ。

    (引用) 力の結晶 中村天風心理瞑想録、著者:中村天風、発行所:株式会社PHP研究所、2020年、171

    あの大谷翔平や稲盛和夫らが心酔する中村天風。

    天風が亡くなってから50年以上経つのに、なぜこれほどまでに支持されているのだろうか。

    かつて私は、天風の「誦句(しょうく)」で勇気づけられたこともある。

    「私は力だ。
    力の結晶だ。
    何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
    だから何ものにも負けないのだ。
    ・・・」
    この誦句は、あらゆる天風の書籍で紹介されている。

    しかしなぜ天風の思想は人々を惹きつけるのか。
    また、なぜ積極的思考が必要なのか。
    誦句だけでは、その天風の真髄まで触れることができなかった。

    このたび、中村天風真理瞑想録となる「力の結晶」が刊行された(以下、「本書」という)。
    多くの著名人を魅了して止まない天風の真髄に触れるべく、本書を拝読させていただくことにした。

    この書籍は、中村天風の講演テープを書籍化したものである。
    今まで、「幸福なる人生(講習会編)」、「心を磨く(研修科編)」に続く第三弾として発刊された。
    本書は、過去2冊の講演とは異なり、まさに「積極的思考」を焦点にあてたものといえるだろう。
    講演テープを書籍化したとのことで、今まで一部のかたしか触れることができなかった貴重な資料とも言える。
    本書では、講演テープをそのまま書き起こしているため、あたかも天風先生の講演を聞いているような感覚を覚える。
    書籍を読み進めていくうちに、私はすっかり天風ワールドに惹き込まれていった。

    積極的思考といえば、古くはフロイトやジョセフ・マーフィーによる潜在意識やナポレオン・ヒルによる「思考は現実化する(きこ書房、1999年)」などが有名である。
    私もこれらの書籍に触れたことがあるが、なぜ潜在意識が人生を一変させる力を持つのかが理解できなかった。
    しかし、天風は、心と宇宙との関係、宇宙と同化することの大切さを説く。
    そして、心の態度、心一つの置きどころというものが、人生をつくるという真理について、天風のユーモアや皮肉を交えた江戸っ子らしいべらんめえ口調で、分かりやすく解説してくれる。
    西洋の潜在意識の書籍も貴重であるが、私は、同じ日本人として、天風先生の教えが腑に落ちることが多かった。

    また、天風は、言葉の力を大切にする。
    これは、実在意識から潜在意識に感化させるために必要である。
    言葉に生活を左右させる力があるということを教えてくれる。
    本書を読み進めていくと、私たちの生命が宇宙霊と結びついていることが理解できる。
    そこで天風は、宇宙霊の心である「真・美・善」を教えてくれる。
    美とか善とかは、漢字のイメージから意味を理解しやすいが、これらの漢字には、表層的な理解に留まらない意味があると天風先生は言われる。
    本書では12もの誦句が紹介されているが、私は、この「真・美・善」ということも意識して生活していこうと思うに至った(この真・美・善の考え方が含まれた誦句も本書で紹介されている)。

    積極的、勇気、感謝、信念。
    本書では、人生どんなに困難に陥ろうとも、その心は断固として積極的に把持(はじ)しなければならないという人間に与えられた宇宙真理が紹介されている。
    本書では、11日間にわたる天風先生の講演を書き起こしたものである。
    そのライブ感をそのままに、読者は、深遠なる人生哲学を学ぶことができる。

    誦句では、まず天風が読み上げ、そして聴衆者が一同についていく様子も伺える。
    まず、誦句を読み上げた天風が「さあ、これを一緒についておいで」と聴衆に誦句を唱えることを促すシーンも書き起こされている。
    天風先生についていけば、人生が一変する。
    そのことを確信させる一冊となった。

    令和4年がスタートした最初の一冊として、本書を読んだ。
    まだ、新型コロナウイルスの完全なる終息がみえない。
    いや終息どころか、第6波とも言われるオミクロン株が猛威を振るいはじめてきた。
    しかし、私は心の持ちよう、そして日々の仕事に熱誠(ねっせい)を持って赴くことが何より大切だと考えるに至った。

    私も中村天風に惹かれた一人となった。

  14. user より:

    感謝やね。

    感謝。

    感謝で生きる。

    そこから始めようと改めて感じさせられました。

  15. user より:

    本書は、天風会の夏期修練会に行われていた真理瞑想行を書籍化したものである。
    内容としては、「運命を拓く」と同じ真理瞑想行である。

    最も大きな大きな違いは、「運命を拓く」は、いくつかの講演の内容を天風会員の方が整理・編集したもので、天風先生の言葉遣いも端的な言葉に言い換えられてるのに対し、本書は一回の講演を天風先生の言葉そのままに文書化したものという所である。

    どちらが良いということはなく、関心のある方は迷わずに両方とも読むのが得策である。
    言い方が違ったり、たとえ話が違ったりするので、両方読むことで、より理解が深まるからである。

    ただ、天風哲学に触れる最初の一冊としてはやや高度な内容なので、まずは、成功哲学三部作 (「成功の実現」、「盛大な人生」、「心に成功の炎を」)や、「君に成功を贈る」などを読まれて、その哲学や心身統一法の概要を理解された後にお勧めしたい。

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